呼気中水素ガス測定法とは
7. 腸内細菌の異常増殖(Bacterial Overgrowth)の検査法
「腸内細菌の異常増殖に対するメタン検査」
腸内細菌の異常増殖の疑いのある患者でラクツロースの摂取後、水素上昇がない場合は、検査期間中の産生するメタンを測定することによってメタン産生菌の存在を調べます。
もしいずれのガスも結腸から産生されていなければ、患者の病歴を調べ直し、過去2週間以内に抗生物質を取っていないかを確認する必要があります。
腸内細菌の異常増殖の患者の場合、絶食時の呼気中メタンが上昇することが考えられてきました。
これはおそらく、腸内細菌の異常増殖により増えた糖蛋白質にメタンのベースライン値が影響を受けるということと関係があります。
腸内細菌の異常増殖の基準の一つは、絶食時呼気水素の上昇があります。
絶食時呼気中水素はメタン産生菌によって抑えられるため、呼気中にメタンが存在すると呼気中水素が減少することがあります。
・「グルコースを用いた腸内細菌の異常増殖検査法」
・「ラクツロースを用いた腸内細菌の異常増殖検査法」
・「腸内細菌の異常増殖に対するメタン検査」
・「腸内細菌の異常増殖プロトコール」
・腸内細菌の異常増殖に対する呼気検査の解釈
・上部小腸細菌叢の異常増殖
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