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呼気中水素ガス測定法とは5. 呼気中メタンについて
メタンは腸で産生される重要なガスであり、医師に最多の情報を提供するために炭水化物吸収不良の研究において測定されるべきです。
メタン産生菌が結腸内で水素をメタンに変換するため、水素とメタン産生の間には関係があります。 従って、二糖類が腸内細菌によって代謝されるとき、時には水素だけが、時には水素とメタンの両方が肺胞空気のなかに現れ、そしてメタンが増加することがあります。 このように相互関係については未知なる点がありますが、呼気検査のガスについて完璧に理解しようとするのならば、水素、メタン、両方の成分をよく調べることが重要です。
炭水化物吸収不良で増加する水素とメタンは腸内細菌によってのみ産生されます。 炭水化物がそれらガスのはじめの基質となり、呼気中にそれらのガスが存在することは、結腸内での炭水化物の指標となります。
糖の投与による、水素、メタンの呼気中濃度の上昇は、二糖類負荷量摂取後の反応を測定するのに、コントロールベースラインもしくは最小値が基準として使用されます。 (Lyle H.Hamilton,Ph.D)
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