呼気中水素ガス測定法とは
原理について
通常、乳糖などの糖質は胃で消化され、小腸で吸収されます。
しかし、糖質の吸収不良があると、小腸で吸収されなかった糖質はそのまま大腸に到達します。
ヒトの大腸内には数百種の腸内細菌が常在しています。
この大腸内の腸内細菌叢(水素産生菌Clostridium)が、吸収されなかった糖質を用いて発酵することにより水素を産生します。
ここで発生した水素ガスは血液循環を介して呼気中に排泄されます。
この原理を利用して糖質の消化吸収不全を診断するのが呼気中水素ガス測定法です。
(大阪大学小児科 野瀬宰先生 1978年より引用)
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