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呼気中水素ガス測定法とは6. 呼気中水素・メタンについて
炭酸ガスは細胞の新陳代謝によって産生し、呼気炭酸ガス濃度の約50%は腸内細菌が産生され、残りの半分は消化液や腸液の中のHCO3から産生されます。 また、短鎖脂肪酸の産生により大腸内容物のpHが下がると、炭酸ガスの溶解度が下がり遊離してガスとなります。 個人差はありますが腸内細菌によって炭酸ガスの一部が水素で還元されてメタンが産生されます。
この水素測定により、小腸通過時間、腸内細菌の異常増殖(盲係蹄症候群)、また基質を選択することにより糖質の吸収不良(D-キシロース試験)の診断が可能となります。
近年、腸内細菌の生理作用を応用し、臨床栄養を主とした難消化性オリゴ糖・糖アルコールの生体利用に関する消化吸収の研究がおこなわれています。
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