呼気中水素ガス測定法とは
9. 臨床研究例
9-3 生活科学による研究
(食事調査1)
整形下着による被服圧が糖質の消化・吸収に与える影響を、女子学生の被験者がガードルをつけた時とつけなかった時とを
呼気中水素ガス濃度変化によって検討しました。
その結果、ガードルによって与えられた被服圧は、食物の小腸通過時間には影響しなかったが、
糖質の消化・吸収を抑える効果があることが分かりました。
(食事調査2)
日常生活を送る女子学生の糖質の消化吸収パターンと食生活などの生活因子の関連を、
呼気中水素ガス濃度変化とアンケート調査によって調べました。
その結果、日常生活時間の前半に50%以上の呼気を排出するパターンと後半に排出するパターンが見られ、
後者は和食、夕食後のリラックスと関連することが示唆され、糖質の消化・吸収には食生活、生活時間と関連することがわかりました。
(食事調査3)
椅子に座る、ベッドに横になるなどの姿勢が糖質の消化・吸収についてどのような影響を及ぼすか、
呼気中水素ガスを測定することにより検討しました。
その結果、食事直後、ベッドに横になるほうが、椅子に座っているよりも糖質の消化・吸収によいことが分かりました。
・9-1 糖尿病における呼気中水素濃度測定の臨床的意義
・9-2 糖尿病症例による乳糖不耐症の診断(耐糖能異常)
・9-3 生活科学による研究
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